
賃貸マンション・アパートにまつわるトラブル(騒音・漏水・煙草・訪問販売・鍵の紛失・共用部分・家賃の滞納・敷金返還・原状回復等々)を、下世話に、馴れ馴れしく、クドクドと、そして極めて偏った立場で解決を試みるサイト「賃貸トラブルQ&A」。役に立つ情報より立たない情報の方が多いかも。最初に謝っておきます。ゴメンナサイ。

部屋止めって、どれくらいの間止めとけるもんなの?部屋探しの感覚がイマイチよく判らないんだけど…


手付金を払ったとしても、止めておける期間はオンシーズンならせいぜい「3日間」だ。まずは流れを良く覚えておこう
私立の推薦だの専門学校のAO入試だの、年末までに合否の結果が出ちゃってる場合は楽だよね、部屋探し。
が、国公立の一般入試、しかも前期日程以外だとそうもイカナイ。
合格したことを想定して部屋を「とりあえずキープ」しておきたい気分もワカルけどさ、そこまで長期に部屋止めってしておけないぞ?
①まずは「情報収集」から「部屋止め」まで
賃貸情報誌・情報サイトで「大まかな」情報収集
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希望エリア直近の仲介業者へ訪問
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アンケート記入・物件設定
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物件内覧
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気に入った物件があれば申込書記入
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重要事項説明を受け、手付金を支払う
ここで大事になるのは、
・ネットも情報誌も鵜呑みにしないこと。特に賃料
・必ず「希望エリア直近」の不動産屋に足を運ぶこと
・土地勘のない場所なら、一度の内覧で決断しないこと
・重要事項説明もなしに、手付金は絶対に払わないこと
だろうな。
今まで記事にしてないポイントだと、「希望エリア直近の不動産屋」ってテーマか。
最近は全国展開する不動産屋も増えてきてっけどさ、実際はフランチャイズ店舗が多いのよ。そんな場合、地域を越えての横の繋がりはほぼ皆無。
また直営店舗でネットワークを駆使できたとしても、案内する担当者に土地勘がなかったらどんな物件掴まされるか、判ったモンじゃないよね?
まあ実際俺もさ、見ず知らずの土地に案内行かされた経験あるし(笑)道に迷うわで大変だったわ(爆)

そんなヤツにテキトーな物件設定・案内をされたくなかったら、面倒でも住みたい場所から出来るだけ近くにある不動産屋に足を運ぶべきだ。
②「入居審査」を経て「契約」へと移行する
入居申込書の不備事項等を連絡
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↓(「部屋止め」と呼べるのはこの連絡を入れるまで、と覚えておきたい)
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家主審査・保証会社審査
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審査結果を受け、家賃発生日の確定・残金支払い
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賃貸借契約書や必要書類の準備
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鍵渡し・入居開始
部屋止めのための申込書記入段階で、抜けなく記入できる人も少ないだろうから(や、春は多いんだけどさ)、後日仲介業者に電話連絡する事になるんだけど。
実質、部屋止めしておけるのはそれまでの「数日間」であると認識しておいて欲しい。
春の商戦時期(1〜3月)なら、せいぜい3日間が限度だな。
人気物件なら「明日までには必ず返事下さい!!」なんてのもザラなんだわ。
また、わざわざ遠出して部屋探しをしなきゃなんねーヤツなら、申込みをしたその日の夜にはもう一度、仮止めした物件から最寄駅まで歩いてみること。
好き好んで繁華街のど真ん中の物件をチョイスしたのなら必要ねーけどさ(笑)
「帰り道が薄暗くて痴漢が出てきた」なんて話もチョイチョイ耳にするから、ホント用心な。
【結論】部屋止めの段階から「契約行為」は始まってるぞ
上記はあくまで「一例」な。
実際として家主審査がないような物件も沢山あるし、別の記事にも書いたけど「手付け出し」しないと部屋止めしてくれない家主もいる。
部屋の数だけ、契約の流れも多様化するってこった。
それにさ、実際問題として契約が成立してないだけで、申込みってのは既に「契約行為」の準備段階に入っていると考えて欲しいんだわ。
だから仲介業者は、たかが仮止めだろうとも重要事項説明を怠らないワケよ。
審査から契約に至る流れやキャンセルについては、しつこいくらいに確認するよーにな。