
賃貸マンション・アパートにまつわるトラブル(騒音・漏水・煙草・訪問販売・鍵の紛失・共用部分・家賃の滞納・敷金返還・原状回復等々)を、下世話に、馴れ馴れしく、クドクドと、そして極めて偏った立場で解決を試みるサイト「賃貸トラブルQ&A」。役に立つ情報より立たない情報の方が多いかも。最初に謝っておきます。ゴメンナサイ。

以前、賃貸の1階に住んでた時に泥棒に入られたんだわ。だから今回、9階建ての最上階部屋を選んだぜ!!もう泥棒は大丈夫だよね?


建物によっては、最上階は1階より危険な場合があるぞ(笑)。チェックすべきは「非常階段」と「屋上へのアクセス」だ
「盗難事故」の被害を受けやすいといえば、やはり1〜2階だ。
古い物件だと雨戸やシャッターもついておらず、また都心部だとベランダ側も死角になっている(建物の陰に隠れている)事が多く、極めて物騒だ。
だからといって高層階が必ずしも安全かと言えば、そうでもないんだわ。
経験論でもそうだし、統計的にも裏付けられている。特に最上階なんて、屋上その他の状況によっては1階よりはるかに危険だぞ?
①高層階だからといって安全とは限らんぞ
1〜2階は、なぜ盗難被害が多いのか。
そりゃ「侵入しやすいから」に決まってるよな(笑)。ネットフェンス飛び越えたらすぐにベランダ、なんて物件は無数にあるもん。
だったら最上階は侵入できねーだろって思うよね?これがそうでもないンだわ。
「霊長類最強女子」こと吉田沙保里女史のCMでおなじみ「ALSOK」のWEBサイトによれば、「盗難被害にあった階数」は1階、2階に続いて6階以上の割合が高いという報告となってるんだわ。
これにはいくつか理由があってさ、ひとつは「共用廊下等が下から見えにくい」ってこと。廊下でもベランダでも、下から見上げて人が何をしてるか肉眼で認識できる高さって限られてるでしょ?
それともう一つは、屋上の防犯性なんだわ。
②「屋上イケイケ」な物件は、1階も最上階も防犯性に差はないぞ
古い物件だと「非常階段が外階段」+「屋上まで繋がっている」+「屋上への侵入阻止が甘い」のフルコンボが成立してる場合が多い。
こうなったらもはや最上階故の安心感はゼロだ(笑)
中には屋上を共用の物干し場に利用してたりする物件もあるしな。いやいやヤバいからホント。
だってさ、屋上から最上階部屋・ベランダへの「侵入防止設備」なんて設置してるとこなんて、殆どナイもんな(笑)。ネットフェンスなんて防犯的にはまるで意味ないし。
実際に最上階にも関わらず、ベランダから窓を割って侵入→部屋ン中から玄関ドアの鍵を開けて堂々と退出した泥棒もいるんだわ。
部屋探しの際は、出来ればこの辺もよく見て欲しいポイントだな。
なお最近のマンションだと、屋上へのアクセスは梯子を用意しないと無理な物件が増えている。
これも一つの防犯対策だな。
③防犯グッズで身を護れ!!
「最上階もアヤシイとか、じゃあ何階に住めばいいのーっ!?」と、あーりんロボに相談したくなる気持ちも判るぞ(笑)
階数に関わらず「しっかり防犯対策やってやがるなヲイ」と思わせれば、盗犯侵入は抑止できるもんなんだわ。以下、Amazonにリンクを張るけど例によってアフィじゃないから安心してくれ(笑)
- 補助鍵を利用する。特にベランダの掃き出しサッシ
- 可能なら、クレセント錠の裏側に防犯フィルムを貼る
- 玄関ドアに「ドアスコープ」がついている場合は、裏側から塞ぐ
- サムターンカバーも忘れず導入したいぞ
- タイマー付きコンセントを活用し、夜の不在時に照明ON
窓のクレセント錠に取付けられる補助鍵はオススメだ。また、合わせて防犯フィルムを貼ることにより抑止効果がさらに期待できるぞ。
ドアスコープは訪問者を確認するために必要だが、カバーがないと外部から不在確認がしやすくなる。
玄関ドアに手動ドリルで穴を開けて、サムターン回しをするヤツらもいるからさ。サムターンカバーは忘れずに取付けておきたいところだ。
また、夜に不在がちな連中はタイマー付きコンセントも活用したい。LED電球のフロアランプなら省電力だし熱も持ちにくい。
また玄関ドアへの補助鍵取付け(ドアに穴を開けないもの限定な)も効果的だが、貸主に鍵の提出が必要な場合もある。事前の確認が必要だ。
【結論】防犯対策は「これ見よがし」にやるのがポイントだ
こうした防犯グッズ、かなりの確率で「賃貸用」に作られている。つまり、後から外せる(原状回復できる)仕様になっているものが多い。
例え防犯目的でも、穴を開けたりしたら弁償だ!!って恐れもあるので、その辺は事前に確認してから購入するようにな。
大切なのは「ウチは防犯対策やってますよ!!」って外部にアピールすること。相手も「プロ」だし、リスクを背負ってまで侵入しないから。
備えあれば患なし、だ。