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賃貸トラブルQ&A・タイトルロゴ

賃貸マンション・アパートにまつわるトラブル(騒音・漏水・煙草・訪問販売・鍵の紛失・共用部分・家賃の滞納・敷金返還・原状回復等々)を、下世話に、馴れ馴れしく、クドクドと、そして極めて偏った立場で解決を試みるサイト「賃貸トラブルQ&A」。役に立つ情報より立たない情報の方が多いかも。最初に謝っておきます。ゴメンナサイ。

賃貸トラブル・ライター

賃貸トラブル・プロフィール画像

Author : ぴーたん

賃貸住宅・火災保険等に長く携わる流れ者。よく出没する場所はホームセンターの駐車場。会う人逢う人に「スマホで宅建」をゴリ押しする「松本佳也推し」でもある。最近の趣味は「拭き掃除」とのこと。

賃貸トラブルQ&A  >  契約・更新トラブル  >  申込金ってキャンセルした時、返ってくるの?

賃貸トラブル・質問

良さげな賃貸アパートがあったんで申込金払ったんだけど、その後の仲介業者の対応が超ポンコツで…キャンセルできるかな?

賃貸トラブル・所有者変更のイメージ
賃貸トラブル・回答

どんな状況であれ「契約の解除」は可能だ。ただし、支払ったお金が返ってくるかは状況次第だな

。そう、金に勝る「意思表示」はないンじゃないのかな。
中には「手付金の家賃1ヶ月分今すぐ持って来ないと部屋止めしねーぞ」なんて野蛮な家主もいたしなぁ(笑)。
申込金なんてホントは幾らでもいいんだけど、営業やってる時は「可能なら保証金の半金入れさせろ」みたいな荒っぽいやりとりもあったりして。
で、そうやって払ったお金はキャンセル時に返金されるのかってお題だね。

①まずは「契約行為」のおさらいから

賃貸借「契約」ってさ、ホントは契約書とかなくても成立するって知ってた?
「諾成契約」(だくせいけいやく)って言ってさ、貸主・借主の当事者間の「意思表示」(「貸します」→「借ります」ってことな)が合致すれば成約するンよ。
けど不動産取引については宅地建物取引業法(宅建業法)てのが民法にぶら下がっててさ、「契約前に色んな事をちゃんと説明しなさい」だの「書面を発行して記名・押印させなさい」とか、事細かに定められてるのね。
そのプロセスを経ないと契約は成立しないってこと。この「成立」ってのが、キャンセルにおいて重要視されるんだわ。

②契約成立後は「手付金の放棄」で契約の解除となる

例として、「貸主審査がない」賃貸で、仲介業者が「重要事項説明」を行った上で「申込金」を預かった場合。
この場合、契約は「成立」していると看做され、「申込金」でなく「手付金」として預かられる。つまりはキャンセルしても戻ってこないんだな。
貸主によっては最初に書いたように部屋止め時に「手付け出し」を要求してくるヤツもいてるし、キャンセル後に「手付け出し」を求めてくるのもいるからね。

で、そもそも賃貸における「手付金」は存在しない!!って意見も色んなサイトに書かれてるけれど、実際の商慣習や監督官庁、消費者センター等の意見も総合すると、既成事実としての賃貸での手付金」を否定する要素は薄いと考えられるぞ。

③「停止条件付き手付金」の場合はと言うと

実際、上記のような「即契約」のパターンは珍しいよね。仲介業者の「専任物件」で、担当者と貸主がツーツーな状態でもない限り、基本的には書類審査がある
最近だと保証会社を1枚噛ますパターンがスタンダード化してるし、その場合も審査があるしね。
このケースだと貸主はまだ「貸しますよ」という意思表示はしてないことになる。つまり、重要事項説明が行われてたとしても契約は成立してないんだな。
審査OKになったら預かったお金は「手付金」になりますよってことで、「停止条件付き」なのだ。
つまり審査を通過するまでの間だったら「申込金(預り金)」の状態なので、返金は大丈夫だってことね。
逆のパターンで言えば、審査通っちゃったら「手付金」となり、放棄をしなきゃキャンセルできないと考えてよい。

④まれに「重説」切ってないのにお金を預かるバカ業者がいるぞ

…まだこんな事やってるトンチンカンな業者がいるようだね(呆)。
「宅建業法」第三十五条には、
「宅地建物取引業者は、(中略)貸借の各当事者(以下「宅地建物取引業者の相手方等」という。)に対して、その者が取得し、又は借りようとしている宅地又は建物に関し、その売買、交換又は貸借の契約が成立するまでの間に、取引主任者をして、少なくとも次に掲げる事項(土地・建物の権利関係や立地の条件、設備やお金に関すること等色々)について、これらの事項を記載した書面(中略)を交付して説明をさせなければならない
と謳われてるんだわ。
で、太字に注目ね。「貸借の契約が成立するまでの間に」ってちゃんと明記されてるのよ。
逆に言えば、重説切って説明の上記名・押印させた後でないと「契約は成立してない」ってことなんよ。
つまり、仲介業者が入居希望者から何百万入金させていようと全額「預り金」。全て耳揃えて返さないと業法違反を問われることになる。

頭の悪い業者さん、おそらく契約始期…つまり鍵渡しの日に重説も契約書の記名・押印も全てやっつけちまおうって考えてたんだろうけど、当日にキャンセルされても1円も貰えないよん(笑)

【結論】迷ったら金は払わない。縁がなかったって事さ

別の記事にも書いたけど、仲介業者が必ずしも君たちの希望条件に叶った賃貸物件を紹介してくるとは限らない
賃料や間取り・設備、立地や改装の度合い等ね。それに無理矢理「自分が儲かる物件」をあてがってくることも多々あるワケだしさ。
迷ったら金は置かない。これ鉄則な。

どーしても部屋止めをした上で悩みたい時は、「最悪、返ってこなくても泣かないもんねっ」程度の金額だけ置いて、出来るだけ日を開けずにその賃貸の「全体像」を改めて確認しよう。
時間帯を変えて見に行ったり、実際に駅まで歩いてみたり、共用部分などをチェックしたりしてさ。
この辺は「部屋探しの極意」にまとめてあるから、読んでみて。

賃貸トラブル・当て物決め物の図 賃貸トラブル・コンビニ前が騒がしいイメージ 賃貸トラブル・共用部分をチェックする図

そうそう、この記事ね。

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